フルリモートエンジニアとして働くメリット・デメリットとは?なり方・コツも紹介

フルリモートエンジニアとして働くメリット・デメリットとは?なり方・コツも紹介

新型コロナウィルスの影響により、「リモートワーク」を採用する企業が増えています。リモートワークとは、オフィスに通勤しなくてもITツールなどを活用して遠隔で働くことができる労働形態のこと。現代の多様化する働き方の流れの中で注目を集めていましたが、新型コロナウィルスがもたらした社会情勢の変化により、従業員のリモートワークに踏み切る企業が一気に増加しました。

特にIT関連の仕事、中でもエンジニアは場所に縛られない働き方を実現しやすいという特徴もあり、フルリモートのエンジニア求人も珍しいものではなくなっています。

フルリモートエンジニアとして働く際のメリットや注意点、実際にフルリモートのエンジニアになる方法について紹介していきます。

リモートワークとは

リモートワークはもともと政府が推し進める「働き方改革」の実現や、大規模災害によるインフラの機能不全への対策という社会的背景の文脈で注目されていました。これに加えて、2020年の2月以降に起きた新型コロナウィルスの感染拡大に伴って、リモートワークを導入する企業が増え、導入に向けた議論もより活発になされるようになりました。

株式会社パーソル総合研究所が2020年4月に発表した調査によると、4月7日の緊急事態宣言以降、正社員のテレワーク実施率は全国平均で27.9%と報告されています。新型コロナが収束した後もテレワークを続けたいと回答した人は人は53.2%となっており、これを機にリモートワークは一般的な働き方の1つとなっていくでしょう。

中でもITエンジニアは、インターネットとPCがあれば、仕事に必要な環境である「プログラムソースの共有」「最新バージョンのファイル管理」「チャットツールなどコミュニケーションツールの整備」などの条件が満たせるため、リモートワークとの相性がよく、多くの企業でリモートワークへの移行が進みました。

2020年4月23日に株式会社Branding Engineerが発表した、全国のITエンジニアを対象にしたリモートワークに関する実態把握調査によると、6割以上が「企業のリモートワーク導入は進んでいる」と回答するなど、多くのエンジニアがリモートワークの普及を実感しているようです。

また、弊社は数年前よりエンジニアを中心に取り組んでいますが、フルリモートのエンジニア求人も一定数見られるようになってきました。リモートワークを採用していると言っても一定の期日ごとに出社日が設けられているケースが多いなど、完全にリモートワークに切り替えている企業はそれほど多くはないですが、このような求人も今後は増加することが見込まれます。

フルリモートでエンジニアが働く際のメリット・デメリット

上記のように、昨今ではフルリモートのエンジニア求人も徐々に見られるようになってきていますが、フルリモートの働き方とは実際にはどのようなものなのでしょうか。まず、そのメリットとデメリットを以下で紹介します。

メリット

静かな環境で集中して仕事ができる

リモートワークのメリットとして、まずは集中して仕事ができるという点が挙げられます。上司や同僚がいるオフィスと異なり、リモートワークの場合には一人で集中してプログラムを書く環境を確保することができます。

エンジニアにとって、コードと向き合って思考したり、集中してプログラムを書いたりする時間は非常に貴重なリソースです。それを外的要因によって阻害されない環境を作れることは、リモートワークの大きな利点と言えるでしょう。

家族との生活を両立しやすい

オフィスへ出勤する必要がないリモートワークであれば、育児や介護などの家族のサポートをしながらでも働きやすくなります。

育児や介護のケアのために、思うように仕事ができないというケースは多々あります。しかし、働く場所を選べるリモートワークなら、家族の送り迎えやケアなどを無理なくできるので、実働時間を短くすることなく、仕事と家族との生活を両立することができるでしょう。

また、子育てや介護中もリモートワークを続けることによって、離職する期間(キャリアロス)を短く留めることもできます。仕事を休む期間が長いほど、復職が難しくなるリスクが大きくなりますが、リモートワークを活用して仕事を続けることでキャリアの継続性を保つことができます。

技術革新のスピードが早く、学ぶべきことが多いエンジニア業界においては、少しでも離職期間を短くできることは大きなメリットです。

居住地に関係なく関心のあるプロジェクトに参加できる

規模が大きなプロジェクトや、技術的にチャレンジングなプロジェクトは、得てして東京などの都市部で行われるものです。しかし、リモートワークエンジニアになれば、地方も含めて自分の好きな場所に住みながらも、そのようなプロジェクトに参加できるようになります。

裏を返せば技術力による競争が激しくなるということを意味するわけですが、健全な競争が行われるのであれば、それは基本的に望ましいものと言えるでしょう。特に何らかの理由があって選択肢が少ない地域に住まざるを得ず、比較的安い賃金で暮らしていたエンジニアにとっては、都市部のエンジニアと同じ土俵に立てる意味で大きなメリットがあります。

なお、もちろん参加先のプロジェクトは日本国内に限ったものではなく、希望すれば日本にいながら海外のプロジェクトに参加することも可能です。

リフレッシュしやすい

好きな音楽を聴きながら作業できる、好きなタイミングで食事を取れる、カフェに行って環境を変えてみる、20分間の昼寝を取り入れてみるなど、自由な働き方でリフレッシュしやすいことも利点の一つです。

セキュリティなどの観点で、どこでも自由に仕事ができるケースばかりではありませんが、オフィスで生じていたストレスが解消されるメリットは小さくありません。自身の作業効率が最も高くなる働き方を追求できることは、大きな魅力と言えるでしょう。

デメリット

コミュニケーションコストが高い

リモートワークの実施にあたって最も難しいと実感されているのが、コミュニケーションの問題です。先述の株式会社パーソル総合研究所が実施した調査によれば、テレワークをおこなっている人の「不安」として支持を集めた回答が「非対面のやりとりは相手の気持ちが分かりにくく不安」の37.4%で、2位以下に9ポイント以上の大差をつけて最上位にランクインする結果となりました。

リモートワークでは、テキストやビデオ通話越しでのやり取りが多いので、対面での会話に比べて、コミュニケーションコストが大きくなります。テキストやビデオでのコミュニケーションでは、対面の場合と比べると速度や密度が落ちるため、認識のズレなどが起きるリスクが高いです。特にエンジニアリングでは、指示の内容を間違って認識したままプログラムを書き始めてしまった場合、手戻りの工数が大きくなってしまうおそれもあります。

このような問題への対策として、指示を受けたら細かく確認する、必要な資料やログをドキュメント化してクラウド上でいつでも参照できるようにするといったように、チームとしてコミュニケーション方法を話し合ってルールを確立するなどの工夫を図る必要があります。

自己管理能力が必要

リモートワークで苦労する点としては、自己管理能力が求められるということも挙げられます。

通勤・退勤・昼休憩などによるリズムが作られない分、集中してコードを書いていてついつい働きすぎてしまう、逆にペースに乗れずに集中できないとオフィスにいる時よりもさらに意識が散漫になってしまって仕事が捗らないなど、自身の仕事の型を崩してトータルの生産性が落ちてしまうことがあります。

リモートワークをする際にも一定のルーティーンを設けるなど、自分がペースを崩さずに長期的にパフォーマンスを発揮できるような環境を作る努力が求められるでしょう。

孤独になりやすい

先述したとおり、静かな環境で集中できるので作業が進むという点がリモートワークのメリットであることは間違いないのですが、その裏返しで仕事仲間との雑談など、人とのふれあいがなくなって、寂しさや孤独さを感じることもまた事実です。

チャットツールなどの使い方を柔軟にして雑談をする、常時ウェブ会議をつないでおいていつでも会話ができる時間を設けるなど、企業やチームによって工夫をしている様子も見受けられますが、対面コミュニケーションによるスムーズさや情報量の多さをカバーするには至らず、メンタルヘルスへの悪影響という意味で大きな課題となっています。

フルリモートで働けるエンジニアのなり方・コツ

上記のようなメリット・デメリットを踏まえて、フルリモートで働けるエンジニアになるには、どのような手順を踏んでいけばいいのでしょうか?

以下ではそのステップと、押さえるべきポイントを解説します。

フルリモートで働く適性があるか確認

まず、フルリモートで働くためには、自分にその適性があるかどうかを確認してみましょう。

検討すべき観点は、以下のとおりです。もし自分がこれらの要素を満たしていると考える場合には、自社でフルリモートで働かせてもらえるように働きかけたり、フルリモートで仕事ができる企業に転職するなどの行動に移りましょう。

コミュニケーション能力

リモートワークでは、直接同僚や上司と接する機会が限られるため、自発的かつ細やかなコミュニケーションが必須です。

業務の指示を受けたら細かく確認する、チャットツールの雑談チャンネルに積極的に投稿するなど、オフィスに出勤する場合よりもコミュニケーションの意識を高く持つ必要があります。

自己管理能力があるか

リモートワークでは、仕事の過程が見えない分、より成果が重視されることとなります。

長期で安定したパフォーマンスを発揮するためには、働きすぎや怠けすぎの原因となる誘惑を断ち切り、粛々と仕事をこなす力、つまり自己管理能力が不可欠です。

十分なプログラミングスキルがあるか

リモートワークでエンジニアとして働くためには、十分なプログラミングスキルがあることが前提となります。企業はリモートワークで採用するポジションに即戦力であることを求めるので、エンジニアとしての成果や実績に乏しい方は避けられる傾向にあります。

最近では、リモートワークとあわせて日本企業でもジョブ型雇用の採用が話題になり始めました。リモートワークの浸透によって成果主義や実力重視の流れは強くなっていくことが予想されるので、これまで以上にスキルを磨いておく必要があると言えます。

スキルや実務経験がない人はまずは就職・転職から

もし、十分なスキルや実務経験はないが、リモートワークができる職場で働きたいという方は、まずは非リモートの求人も含めて就職することを検討し、実務経験を積むことを最優先しましょう。

そして経験を積んだ後に、独立してフリーランスとしてリモートワークができる案件を選ぶようにするか、フルリモート勤務が可能な会社を探すというルートを取ることをおすすめします。

まとめ

エンジニアがフルリモートで働く際のメリット・デメリットや、実際にリモートワークで働くエンジニアになるための方法を紹介しました。

社会情勢の変化により、従業員のリモートワークを認める企業の割合はまだまだ伸びる見込みがあります。自身の理想的な働き方を実現するためにも、リモートで働くために必要となるスキルを身につけることで、リモートワーカーを目指してみましょう。

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