先日、子育てとリモートワークをテーマにしたオンラインミートアップを実施しました。 登壇者は以前、こちらのイベントでも子育てと仕事について語ったのですが、今回はさらに詳細に深堀りしてくれています。
メンバーズエッジでの働き方について
話を聞かせてくれた人

今回、話をしてくれるのは天神拠点の西菜さん。1歳8ヶ月のお子さんがいるWEBエンジニアです。
基本の働き方
メンバーズエッジの子育てと仕事に関する記事はこれまでにもたくさん載せているのでぜひそちらも見ていただきたいですが、まずは西菜さんのメンバーズエッジでの働き方についてです。
- ほぼ毎日在宅勤務
- オフィスの掃除や、勉強会・飲み会があるときだけ出社
- 通勤時間がないので家事や育児の時間が確保できる
- チームメンバーとは一日中ビデオ通話をつなぎっぱなし
- 4人チームで拠点バラバラ
- 福岡3人(そのうち2人はほぼフルリモート)
- 広島1人(フルリモート)
- お客さんもリモート
- 東京、名古屋、福岡等
- 4人チームで拠点バラバラ
- 運動不足解消のため、エアロバイク漕ぎながら仕事
メンバーズエッジの場合、在宅勤務をするにあたって出社日数の制限などはありません。オフィスにほぼ行かない社員もいれば、オフィスのほうが働きやすいと感じる人はほぼオフィスで仕事をしていたりもします。なので、上記はあくまで西菜さんの場合(2020年5月時点では、コロナウイルスの影響下で出社禁止にしている拠点が多いです)。ただ、チームメンバーの多くが遠方の拠点にいてTV会議ツールを常時接続していたり、お客さんもリモートというのは多くのチームの共通項です。
コロナ前後でどう変わったか
緊急事態宣言の発令後、弊社ではほとんどのオフィスで出社禁止となり、全員がフルリモートで勤務していました。それまでは出社の頻度が人によりばらばらだったのが、全員がフルリモートという状況になり、下記のような変化が現れています。
- 月に1〜2回していた出社がゼロになった
- みんな在宅勤務になったので在宅における有用な情報共有が増えた
- 椅子や机についての情報
- オンラインで学習できるサービスやイベントの情報
- 子育てについての情報
- オンライン飲み会が増えた
- 社外の勉強会などもオンラインのものが増えた
- 他はほぼ変化なし
全員がフルリモートになったことにより、リモートワークのノウハウが活発に共有されるようになったのは筆者も感じていました。オンライン飲み会も増えましたね。

「子育てしながらリモートワーク」は不可能
保育園や小学校の休園・休校でお子さんが家にいる状況下でのリモートワークを余儀なくされた方も多かったと思いますが、結論から言うと「子育て”しながら”リモートワーク」は不可能です。場所や時間などをしっかりわけ、ほかの家族と協力し合いながら子育てと仕事を切り替えることが大切になります。
西菜家の現状について
お子さんの人数や年齢、配偶者の有無や家族構成によって事情はさまざまかと思いますが、西菜家の現状はこのようになっています。
- 妻(育休中)
- もともと4月までの予定だったがコロナの影響で現在も継続中
- 子供(1歳8ヶ月。保育園未入園)
- これまた4月から入園予定だったがコロナの影響で自宅保育中
- 僕(ほぼ毎日在宅勤務)
- 通勤時間がないため、その時間を家事育児にあてている
- 仕事中(9:00〜18:00)は基本的に家事育児は一切やらない
- お昼休みに子供にご飯食べさせたり後片付けしたり子供と遊んだりはする
- ホントはトイレに行くたびにちょっとだけ子供と遊んだりもする
- その他装備
- 食洗機(これが来る前は1日6回くらい洗い物をしていて辛かった…)
役割分担について
家事・育児の役割分担が明確に決まっているお宅もあれば、そうでないところもあるかと思いますが、下記のような状況だそう。料理以外はあまりはっきりとした分担はせず、「できるときにできるほうがやる」という形をとっています。
- 基本的にあまりはっきりと役割を決めているわけではない
- 料理は妻の担当
- 僕はほとんどやらない
- 極稀に簡単なものを作ったり、妻の誕生日にオムライスを作ったり
- 妻はクックパッドを見るのが趣味
- クリップしているレシピが3000件以上
- 毎日違うものを作る
- 僕はほとんどやらない
- その他の家事はできる時にできる方がやる
- 子供をお風呂に入れたり寝かしつけをしたりしている間に、もうひとりが家事をやるイメージ
- ちょっと前までは僕の方が寝かしつけが得意だったが、最近は妻がいないと嫌だという
- そのあたりも臨機応変に
- 料理と授乳以外はなんでもできるので、いつでも交代が可能
1日の過ごし方(一例)
平日の1日の過ごし方はこのような感じ。
仕事「しながら」育児は無理なので、仕事中は奥さんに協力してもらい、夜の家事育児は状況に応じて分担しているそうです。

心がけ
やはり仕事と育児を両立していくことは非常に大変です。夫婦で協力しながら下記のことを心がけているそう。
- 子育てを言い訳にして仕事をサボらない
- 仕事を言い訳にして子育てをサボらない
- 絶対に無駄な残業はしない
- 息抜きや趣味の時間は頑張って確保する
- 睡眠時間も確保する
- 手を抜けるところは手を抜く
- 食洗機
- 掃除は適当(土日にまとめて)
- 妻が夕食作るの大変なときは出前やお弁当
子育て×リモートワークにおいて大事なこと
最後に、子育て×リモートワークで大事なことを語ってもらいました。
- 妻が理解してくれていること
- 家にいるとはいえ、仕事中であるということ
- 安易に「お父さんのところ行っておいで」はNGであること
- とはいえいざというときには頼ってもいいんだということ
- こちら側も妻、子供への配慮を忘れないこと
- 急に話しかけてきたり、意図せず会話が通話相手に聞こえてしまわないよう、会議中であることがわかるようにする
- カメラに写り込んだりしないよう作業場所を壁際にする
- 妻が歌ったりしているときは極力ミュートにする
- 妻への感謝を忘れないこと
- 毎日子供を見てくれていることやご飯を作ってくれていることに感謝する
- ちゃんと言葉で伝える(お互いに当たり前になってしまいがち)
「子供乱入対策」は多くの方が悩まれているところではないかと思いますが、「会議中だということが家族にわかるようにする」「会議中は来ちゃダメだと家族に理解してもらう」の2点が重要かなと感じます。
やはり夫婦でお互いに配慮する、理解しあう、言葉で伝えあうことは一番の基本でかつ最も大切だなと思いました。

コロナ後のこと
緊急事態宣言も解除され、徐々に日常が戻ってくるかと思いますが、そうするとまた今と状況も変わってきます。西菜家では下記のような変化が起きそうです。
- 子供が保育園入園&妻が仕事に復帰するとまたガラリと生活が一変する
- 送り迎えのため今より早寝早起きが必要に
- 日中は家で一人になる(寂しい)
- 子供が風邪とかもらってくるかも
- 家事や育児の分担見直しが必要
- 結局のところ、その時その時の状況やお互いの体調なども踏まえて協力しあっていくことが大切
- そのためにも普段からしっかりコミュニケーションを取れていることが大切
- お互いのことを理解しよう
- 感謝をしっかり伝えよう
「子育てとリモートワーク」、どう両立するか?というテーマには正解はありません。今回の話はあくまで「西菜家ではこうしています」という共有だったのですが、メンバーズエッジでの働き方を少しでも感じていただけたのではないでしょうか?
コロナ後も、メンバーズエッジでは「ライフスタイルに応じて生産性を高めるためにリモートワークができる」という点に変更はありません。今回のことだけで終わらせず、社員が働きやすくなるように、会社としてできることを考えていきたいと思います。