連載第5回:ウォーターフォール開発にアジャイルプラクティスを取り入れよう!

連載第5回:ウォーターフォール開発にアジャイルプラクティスを取り入れよう!

メンバーズエッジカンパニー 社外アジャイルコーチの中野 安美です。ブログを見ていただきありがとうございます。

今回はウォーターフォール開発にも取り入れられるアジャイル開発で行われているプラクティスをご紹介します。
ウォーターフォール開発でも計画通りに進むことはなく、多くの課題が発生します。また、チームで仕事を行うという点ではウォーターフォールもアジャイルもなんら変わらず、より良いチームを作っていく事は非常に大切です。

今回はすぐに取り入れることができ、効果が高そうなものを3つご紹介したいと思います。

ウォーターフォールとアジャイル

よくウォーターフォールとアジャイルを比較されますが、アジャイルというのは『アジャイルソフトウェア開発宣言』に書かれているように「考え方」になります。

プロセスやツールよりも個人と対話を、
包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、
契約交渉よりも顧客との協調を、
計画に従うことよりも変化への対応を、価値とする。

すなわち、左記のことがらに価値があることを
認めながらも、私たちは右記のことがらにより価値をおく。

https://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html

とあり、上記のアジャイル宣言の背後にある12の原則を見ても、

  • 顧客満足を最優先し、価値のあるソフトウェアを早く継続的に提供します。
  • 要求の変更はたとえ開発の後期であっても歓迎します。変化を味方につけることによって、お客様の競争力を引き上げます。

などが書かれています。

ウォーターフォールは開発工程を示したものでプロセスになりますので、そもそも同じように比較するものではありません。
アジャイル開発宣言の背後にある12の原則を見ると、顧客競争力を引き上げ、チームの自己組織化、継続的な改善などウォーターフォール開発でもアジャイルの考え方を取り入れれば、顧客のためにより良いものが提供できるようになると思います。

以下にウォーターフォール開発でも取り入れて効果が高いものをご紹介いたします。

毎日15分朝会で問題を早期発見

アジャイル開発で最も多く採用されている「スクラム」では、「デイリースクラム」というイベントがあります。これは毎日15分以内で行うイベントです。

チームは昨日の状況を確認し、スプリントゴールに向けて今日何をすればよいか?を再計画する検査と適応のイベントになります。ウォーターフォール開発では、多くのチームは週1回の進捗ミーティングで状況確認する場合が多いのではないでしょうか?進捗が遅れぎみだったり、問題がおきて悩んでいるという事があっても、1週間後にしか問題が表面化しません。

毎日15分だけ集まって「何か困っている事はないか?」「今後問題になりそうなことはないか?」を確認するだけでも、早期に対策を打つことができ、問題が大きくなる前に対処することができます。

定期的なふりかえりでチームを改善

「スクラム」では1Sprintの最後に必ず「スプリントレトロスペクティブ」というふりかえりのイベントを行います。
自分たちチームのプロセスやコミュニケーションの取り方などをふりかえり、よい取り組みは伸ばし、問題があればそれを改善していく具体的なアクションを考えます。ウォーターフォール開発ではプロジェクトが終わったあとでふりかえるケースが多いのではないでしょうか?

これだと改善が適用されるのは次のプロジェクトになってしまいます。次のプロジェクトで新たにチームが組成されてメンバーも入れ替わった場合はせっかく立てた改善プランも適用されなくなってしまいます。
そこでウォーターフォール開発でも2週間に1回のペースで1時間の時間をとってチームでふりかえりをすることをオススメします。日々の仕事の状況や問題点をチームメンバーで話あい、自分たちで改善のアクションを実行していくことでチームの生産性が高まり、コミュニケーションも向上して円滑に進めることに繋がります。

ふりかえりを効果的に行うためのやり方、ファシリテーションのコツもありますので、ぜひやってみたい!と思われた方はお気軽にご相談ください。

また、本格的にウォーターフォール開発からアジャイル開発へ切り替えていくにあたり、具体的な進め方を相談したい!という方も、下記リンク先より「アジャイル開発相談会」へお申し込みくださいませ。みなさまからのご連絡をお待ちしております。

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